2012年11月09日

道具たちの顔 3

先日書かせていただいた昭和の実用車整備の際に久しぶりに顔を出した道具たち。
今日はベテランの道具たちをご紹介します。

今回はタイヤ交換をさせていただきました。特徴のあるタイヤを使用するために特に必要な道具たちが登場しました。まずはこの大きな切符切りのような道具。
大きな切符切り.jpg
タイヤの耳でチューブをくるんでいるのですが部品屋さんから仕入れるときにはバルブを通す穴が開いていません。部品屋さんで開けてくれる場合もありますが当店ではこの道具で穴を開けます。
開けるとこんな具合になります。まぁ別にハサミやカッターで開けてもいいんですが、、、。
切符切りの後.jpg
タイヤ、チューブをそれぞれリムにはめます。
タイヤを嵌める.jpg

チューブを入れる.jpg

バルブ穴をあわせて、こんなへらを使って耳を入れていきます。
バルブ穴を合わせる.jpg

耳を入れた時に使った道具.jpg

耳を入れていく.jpg

最後はこれ。
入れた耳を整える道具.jpg

一方が長くて片一方は丸くなっています。このヤットコの親玉はタイヤを掴んでへらを入れる隙間を開けるのに使います。昔はリヤカーの太いタイヤを扱うのに使っていたそうです。

ベテランの道具たちは今回もいい仕事してました。
まだまだ現役です。店主も道具たちもこういう作業は昔懐かしく、楽しいものです。
ご用の節は是非、お尋ねください。

posted by 鈴木商会 at 22:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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